意外に喜ばれる立ち呑みデート

いつも一緒に飲む同僚の一人が、違う部署の女性を連れてきた。もちろん、自分とは一緒に働いたことはない。しかし、仲間達と楽しく飲んでいる間に打ち解け、気が付くと、飲み会常連になっていた。そんな酔った彼女から、デートのお誘い。2人で、飲みに行きたいと言う。
 こちとら単身赴任の身、酔って、狼にならないか、自分自身がちと心配だが、年上として、紳士に振舞わなければならない。しかし、イタリアンだのフレンチだの、若い奴等みたいなシャラクセェこともやりたくはない。大手チェーンの居酒屋ってのも、芸が無いしな・・・
 結局は、自分が普段飲んでいる店を何軒か連れて歩くことに決めた。このプランが決まった時、きっとオレは、悪戯小僧の様にニヤリとしていたに違いない。
 待ち合わせはJR五反田駅前。彼女は遅れずに来ていた。感心感心。すぐに、目的のお店に向かう。駅前にある、立ち喰い寿司のお店だ。彼女の驚いている様子に、内心、ニヤリとしていたが、何食わぬ顔で案内する。狭い店内で場所を取り、ビンビールとお好みで寿司を注文する。彼女は、最初戸惑っていた様子だが、ビールを飲むと笑顔になった。